イスタンブール・バラットのおすすめカフェ8選

イスタンブール(İstanbul)の金角湾(きんかくわん)沿いに広がるバラット(Balat)は、オスマン帝国時代から多民族が暮らしてきたファーティフ(Fatih)区の歴史的な街です。近年はカラフルな木造家屋や石畳の坂道が注目され、個性的なカフェが次々と誕生しています。カフェ巡りと合わせて市内の文化・芸術イベントを探す場合は、イスタンブール市の文化機関が運営するイベント情報サイトİBB Kültür AŞが参考になります。

1. Coffee Department

Coffee Department(コーヒー・デパートメント)は、温かみのある内装とさまざまな抽出方法で淹れるコーヒーが楽しめる、バラットを訪れる人の定番スポットです。オンラインストアでは豆や器具も購入できるほか、好みの量・種類・挽き方を指定できるサブスクリプション形式の販売も行っています。ワークショップが開催されることもあります。

注意点:営業状況や開催イベントは変わることがあるため、訪問前にInstagramで最新情報を確認するのがおすすめです。

2. Maison Balat

Maison Balat(メゾン・バラット)は、アンティーク好きにはたまらない一軒です。カフェとアンティーク店を兼ねた珍しい業態で、オーナーは画家でアンティーク収集家のジェンク・ミカイロールさん。自身のコレクションを活かせる場所としてバラットを選び、カフェ兼アンティークショップを開きました。意外にも、コーヒーを飲んだカップそのものも購入できます。

注意点:店内の商品は一点物が多く、入れ替わりが早い傾向があります。気に入った品があれば、早めに決めたほうがよいでしょう。

3. Kadraj

Kadraj(カドラジュ)のオーナーの一人サーリフ・アールさんは、映画と写真の愛好家です。その趣味は店内の装飾にそのまま表れています。

ヴィンテージカメラやポスター、映画関連のアイテムに囲まれた空間で、親しみやすい雰囲気と美味しいコーヒーが楽しめます。

注意点:写真や映画の装飾品は店の私物のため、購入はできません。眺めて楽しむためのものです。

4. Balat Coffee And Guide

Balat Coffee And Guide(バラット・コーヒー・アンド・ガイド)は、旅行ブログ「Baya İyi」で知られる旅好きの夫婦を含む、バラットを愛する4人の友人が開いた、色彩豊かで味わい深いコーヒーとスイーツの店です。

ただし、この店の特色はコーヒーだけではありません。バラットの歴史的な価値を伝えるツアーやワークショップを行い、その収益を地域の子どもたちの教育支援に充てる取り組みも行っています。

注意点:ツアーやワークショップは事前予約制の場合があります。参加希望の場合はInstagramで確認してください。

5. Cumbalı Kahve

Cumbalı Kahve(ジュンバルュ・カフヴェ)は、ターコイズブルーを基調にした、どこか懐かしさを感じる雰囲気の店です。近年人気の新しいスタイルのコーヒーと、伝統的なトルココーヒー(Türk kahvesi)の両方を楽しめます。トルココーヒーの文化と伝統は、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。オーナーのセルハットさんとの会話から、バラットの歴史について教えてもらえることもあります。

注意点:会話を楽しむ常連客が多く、ピーク時間帯は席が埋まりやすい点に留意してください。

6. Brew Coffee Works

Brew Coffee Works(ブリュー・コーヒー・ワークス)は複数店舗を展開するチェーンですが、国際的なトレーニングを受けたスタッフがイスタンブールでも評判の高いコーヒーを提供すると謳っています。チェーン店をわざわざバラットで選ぶ理由はあるのでしょうか。常連客の多さを見る限り、その評価には裏付けがあるようです。チェーン展開のため、支店によって内装や席数が異なります。

注意点:訪問前に該当店舗の情報を確認してください。

7. Gizemli Kahve

Gizemli Kahve(ギゼムリ・カフヴェ)は、友人同士でくつろげる、温かみのある小さなカフェです。壁に書かれた言葉やカラフルな装飾が、コーヒーの時間に独特の雰囲気を添えています。

注意点:小規模な店舗のため、グループでの利用は事前に空き状況を確認すると安心です。

8. Neva Coffee

Neva Coffee(ネヴァ・コーヒー)は、トルコ音楽の旋法の一つ「ネヴァ(neva)」にちなんで名付けられた、昔ながらのスタイルを大切にする店です。2人の親友が開いた店で、味わい深いコーヒーが楽しめます。

注意点:小規模な店のため、座席数が限られる場合があります。

イスタンブール・バラットでカフェ巡りをする前に

金角湾をフェリーで渡り、バラット・フェネル桟橋(Fener-Balat İskelesi)で下船するか、市内バスで訪れるのが便利です。道は坂の多い石畳です。歩きやすい靴で出かけましょう。坂を上り下りしていると、自然と次のカフェで腰を下ろしたくなるものです。バラットでは、カフェ巡りの合間に喜捨を求める人に出会うこともありますが、落ち着いて対応すれば問題ありません。人気エリアのため、観光シーズンは坂道やカフェ周辺が混み合うことがあります。チップの習慣はイスタンブールの飲食店では一般的で、会計の5〜10%程度を目安にする人が多いです。

店選びに迷ったら、目的で分けると決めやすくなります。抽出方法の違いを試したい人にはコーヒー・デパートメント、アンティークの買い物も楽しみたい人にはメゾン・バラット、地域の歴史に触れたい人にはツアーを行うバラット・コーヒー・アンド・ガイドや、オーナーとの会話が楽しめるジュンバルュ・カフヴェが向いています。少人数でゆっくり過ごすなら、ギゼムリ・カフヴェやネヴァ・コーヒーのような小さな店が合うでしょう。

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