イスタンブールの朝食おすすめ21選

イスタンブール(Istanbul)で一日を気持ちよく始めたいなら、朝食(カフヴァルトゥ、kahvaltı)は欠かせない時間です。イスタンブールの朝食おすすめの店は、ボスポラス海峡(Bosporus)を眺めながら長い朝食を楽しめる店から下町の老舗シャルキュテリまで、ヨーロッパ側とアジア側の両方に点在しています。エリアと名物料理を手がかりにすれば、旅の予定に合う一軒が見つけやすくなります。
1. エテム・エフェンディ・カフヴァルトゥ
アジア側エレンキョイ(Erenköy)の定番として知られる朝食店で、正式名はエテム・エフェンディ・カフヴァルトゥ(Ethem Efendi Kahvaltı)です。品数の多い「セルペメ・カフヴァルトゥ」(serpme kahvaltı、小皿を並べて楽しむトルコ式朝食)を、時間をかけてゆっくり味わいたい日にぴったりです。トルコの朝食はパンと紅茶で軽く済ませるもの、と思われがちですが、実際には小皿が卓いっぱいに並ぶこの形式こそが週末の定番です。
住所:エレンキョイ(アジア側)
2. アクン・レストラン
ハリチ(Haliç、金角湾)沿いのテルサーネ通り(Tersane Caddesi)に店を構えるのが、アクン・レストラン(Akın Restoran)です。朝食の定番メニューのほか、地方の郷土料理も味わえます。しっかり食べてから一日を始めたい日に選びたい一軒です。
住所:ハリチ地区
3. タリヒ・ヴァン・カフヴァルトゥ・エヴィ1978
トルコ東部ヴァン地方の伝統的な朝食を出す店は、イスタンブールでも多くありません。ベイオール(Beyoğlu)にあるタリヒ・ヴァン・カフヴァルトゥ・エヴィ1978(Tarihi Van Kahvaltı Evi 1978)は、その数少ない一軒です。
数種類のチーズ、ハーブ入りチーズ、蜂蜜とカイマック(kaymak、濃厚なクロテッドクリーム)、バター、卵など、品数豊富な一皿が並びます。
住所:ベイオール地区
4. ビ・カフヴァルトゥ
まず魅力なのは立地です。ベシクタシュ(Beşiktaş)の中心部にあるビ・カフヴァルトゥ(Bi Kahvaltı)は週末の予定に組み込みやすく、定番の朝食に加えて温かい一品も充実しています。
住所:ベシクタシュ地区
5. カルメンタ・カフヴァルトゥ
同じベシクタシュでも、温かい料理の豊富さで知られるのが、カフヴァルトゥジュラル通り(Kahvaltıcılar Sokağı)にあるカルメンタ・カフヴァルトゥ(Carmenta Kahvaltı)です。ムフラマ(muhlama、とろけるチーズとコーンミールのとろみ粥)、スジュック・タヴァ(sucuk tava、牛肉ソーセージのソテー)、フライドポテト、シガラ・ボレイ(sigara böreği、春巻き状のパイ)、ピシ(pişi、揚げパン)、メネメン(menemen、トマトと卵の煮込み料理)などが並びます。なかでも人気を集めているのは、黒海地方の郷土料理であるムフラマです。
住所:ベシクタシュ地区
6. ギョズデ・シャルキュテリ・カフヴァルトゥ
ギョズデ・シャルキュテリ・カフヴァルトゥ(Gözde Şarküteri Kahvaltı)は、バーダット大通り(Bağdat Caddesi)沿い、カドゥキョイ(Kadıköy)側にある老舗シャルキュテリ併設の朝食店です。
チーズとオリーブの品揃えは豊富です。キッズコーナーもあり、子ども連れの家族も利用しやすくなっています。
住所:カドゥキョイ地区
7. バクルオール・グルメ
アジア側ボスタンジュ(Bostancı)で1987年創業とされるシャルキュテリ、バクルオール・グルメ(Bakıroğlu Gurme)は、買い物と朝食を一緒に楽しめる独特のスタイルの店です。意外にも、決まった定食はありません。並んだ惣菜から好きなものを選び、自分好みの一皿に仕立てます。人気の一品はカヴルマ入りの卵料理(kavurmalı yumurta、炒めて保存した肉と卵を合わせた一皿)で、気に入ったチーズや肉はそのまま持ち帰ることもできます。
住所:ボスタンジュ地区
8. ミュゼイェン
コシュヨル(Koşuyolu)にあるミュゼイェン(Müzeyyen)は、エーゲ海地方を思わせる雰囲気が魅力の一軒です。白チーズやテュルム・チーズ、バジル入りのロル・チーズ、自家製ジャム、蜂蜜とカイマック、炭焼きの田舎風チーズ、シガラ・ボレイ、ピシなどが週末限定で提供されます。庭付きで、開放感もあります。
住所:コシュヨル地区
9. デュッカン・ガラタ
現代的な雰囲気の中で朝食をとりたいなら、ガラタ(Galata)の路地にあるデュッカン・ガラタ(Dükkan Galata)が向いています。
朝食に限らずコーヒー目当てで訪れたり、昼以降に立ち寄ったりと、使い勝手の良さが特徴です。
住所:ガラタ地区
10. リモン・カフヴァルトゥ・エヴィ
ジハンギル(Cihangir)にあるリモン・カフヴァルトゥ・エヴィ(Limon Kahvaltı Evi)は、親しみやすい雰囲気と定番の朝食メニューで知られています。昔ながらの朝食プレートが好きなら、まず候補に入れたい一軒です。
住所:ジハンギル地区
11. スレヤ・カフヴァルトゥ
シシリ(Şişli)にあるスレヤ・カフヴァルトゥ(Süreya Kahvaltı)は、トルコ各地の食材を使った「食べ放題」形式のトルコ式朝食が魅力です。チーズ、オリーブ、焼きたてのパン、自家製ジャムに加え、メネメン、オムレツ、ピシ、ボレイ、ギョズレメ(gözleme、薄く伸ばした生地の包み焼き)などの温かい料理が並びます。手作りのギョズレメ、そして品が減るたびに追加される仕組みが、特に好評を得ています。オープンテラスもあるため、家族連れでもゆっくり長居できます。
住所:シシリ地区
12. ロクマ
ボスポラス海峡を眺めながら朝食を取りたいなら、ルメリヒサル(Rumelihisarı)にあるロクマ(Lokma)が候補になります。トルコ式朝食の基本の品々に、ピシ、卵料理、マンダ・カイマック(manda kaymağı、水牛のミルクで作るクロテッドクリーム)、自家製ジャムなどが揃います。アボカドトーストなど、ひと味違う朝食も選べます。週末は海峡を望む席に人気が集中します。早めの来店がおすすめです。
住所:ルメリヒサル地区
13. ジェヴィズアアジュ
コシュヨルにある老舗ジェヴィズアアジュ(Cevizağacı)は、定番から品数の多い朝食まで幅広いメニューを揃えています。「オゼル・カフヴァルトゥ」(özel kahvaltı、特別朝食)には数種類のチーズ、カヴルマ、サラミ、ソーセージのソテー、ボレイ、蜂蜜、カイマック、ジャムなどが並びます。しかも、紅茶はお代わり自由です。エーゲ風朝食プレートなどの選択肢もあります。
住所:コシュヨル地区
14. アラダ・ベイルート
ベイオール地区ハジュミミ(Hacımimi)にあるアラダ・ベイルート(Arada Beyrut)は、トルコ式とは一味違うレバノン料理の朝食を楽しめる店です。メネメン、ピシに加え、ファラフェル(falafel)、ハルーム・チーズ、フェッテ(fetteh)、ムハンマラ(muhammara、ナッツと唐辛子のペースト)、ザアタル入りピデなどが並びます。ほかの朝食店との大きな違いは、レバノンの前菜メゼと温かいパン類を同時に味わえる点にあります。
住所:ベイオール地区ハジュミミ
15. キュフ
メニューの幅広さと親しみやすい雰囲気が魅力のキュフ(Küff)は、カドゥキョイのイェルデーイルメニ(Yeldeğirmeni)にあります。定番の朝食プレートに加え、スィミットを使った軽めの朝食やヴィーガン朝食も選べます。チュルブル(çılbır、ポーチドエッグのヨーグルトソース添え)、メネメン、クロワッサン、グラノーラボウル、各種トーストもあります。複数のチーズを食べ比べたいなら、エジネ産チーズ、ロル・チーズ、テュルム・チーズが並ぶ田舎風朝食を選ぶとよいでしょう。屋内席と屋外席の両方があるのも便利です。
住所:カドゥキョイ地区イェルデーイルメニ
16. ネリピデ
バーダット大通りにあるネリピデ(NeliPide)は、ボリューム満点のセルペメ・カフヴァルトゥが評判の店です。
一人で食べきるのは、まず難しい量です。少人数よりも、グループでの利用に向いています。
住所:バーダット大通り(カドゥキョイ側)
17. ゼイネップ・カフェ
アジア側郊外のポロネズキョイ(Polonezköy)にあるゼイネップ・カフェ(Zeynepp Cafe)は、広い庭と自然に囲まれた環境が特徴です。週末の朝食は特に人気があります。セルペメ・カフヴァルトゥには温かいピシ、手作りのギョズレメ、自家製ジャム、各種チーズに加え、メネメンやスジュック・タヴァなどの温かい料理も並びます。
住所:ポロネズキョイ
18. タレス・ビストロ
ベシクタシュの市場内にあるタレス・ビストロ(Thales Bistro)は、定番のトルコ式朝食に加えてより現代的なメニューも揃う一軒です。エジネ産チーズとテュルム・チーズ、生ハム、ホームフライドポテト、クロワッサン、卵料理に加え、イギリス式朝食もメニューにあります。パリッとしたスィミットのセットやギョズレメのほか、スモークサーモンとポーチドエッグを添えたクロワッサンなど、少し変わった選択肢も用意されています。店内は開放的で、庭もあります。昔ながらの盛り合わせでは物足りない人には、品数の多いこの店のメニューが合うでしょう。
住所:ベシクタシュ地区(チャルシュ内)
19. ベヤズ・フルン
イスタンブールで長く続くベーカリー兼パティスリー、ベヤズ・フルン(Beyaz Fırın)は、定番からモダンまで幅広い朝食メニューを揃えています。朝食ボード、エジネ産チーズ、カルス産熟成カシャールチーズ、各種ハム、オリーブ、蜂蜜、バター、ジャムなど品数は豊富です。軽めの朝食を好む人にはグラノーラボウルが、温かい料理を好む人にはメネメンやオムレツ、卵料理が用意されています。自家製の発酵パンも人気です。
住所:イスタンブール市内(複数店舗)
20. ミノア・ヴィレッジ
エティレル(Etiler)にあるミノア・ヴィレッジ(Minoa Village)は、書店兼カフェというコンセプトと緑豊かな庭が、一般的な朝食店とは違う雰囲気を作っています。2人分の定番朝食プレートに加え、メネメン、各種卵料理、パンケーキ、サンドイッチ、パニーニなどが選べます。本を片手にゆっくり過ごしたい人や、週末に長く座っていたい人に向いた落ち着いた空間です。
住所:エティレル地区
21. チェンゲルキョイ・ボレキチシ
地名そのものが店名になっているチェンゲルキョイ・ボレキチシ(Çengelköy Börekçisi)は、手作りのパイ菓子が主役の朝食店です。1985年から営業していると言われ、スボレイ(su böreği、ゆでたパイ生地の重ね焼き)、コルボレイ(kol böreği)、ほうれん草とクルミ入りチーズのボレイなどに加え、セルペメ・カフヴァルトゥや朝食プレート、ビュッフェ形式の朝食も選べます。パイなしの朝食は考えられない、という人もいるでしょう。そんな人には、バター風味の温かいボレイを一品追加するのがおすすめです。
住所:チェンゲルキョイ地区
では、どの店が一番なのでしょうか。一概には言えません。海峡の景色を優先するならルメリヒサルのロクマ、大人数でセルペメ・カフヴァルトゥを囲むならバーダット大通りのネリピデ、子ども連れならキッズコーナーのあるギョズデ・シャルキュテリ・カフヴァルトゥ、トルコ式以外の朝食を試したいならハジュミミのアラダ・ベイルートと、何を優先するかで選ぶ店は変わります。どの店を選ぶにしても、トルコの朝食はパンと紅茶だけで終わる軽い食事ではありません。時間に余裕のある朝に出かけるのが、いちばん満足できる楽しみ方です。朝食以外の時間帯も含めてイスタンブールの飲食店を比べたい場合は、ミシュランガイド・イスタンブール(MICHELIN Guide Istanbul)のレストラン一覧や、タイムアウト・イスタンブール(Time Out Istanbul)のレストラン・カフェ特集も参考になります。




















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