イスタンブール近郊のビーチおすすめ11選

夏のイスタンブール(İstanbul)は暑さが厳しく、海辺で涼みたくなる日も多いものです。実は街から少し足を延ばすだけで、マルマラ海やボスポラス海峡(Bosphorus)、黒海沿いの魅力的なビーチに出会えます。日帰りで行けるイスタンブール近郊のビーチを11カ所、特徴とあわせて紹介します。

1. すぐそこの楽園:カモス・ビーチクラブ

イスタンブール近郊のビーチ、キナルアダ島のカモス・ビーチクラブの砂浜とデッキチェア

キナルアダ(Kınalıada)にあるカモス・ビーチクラブ(Kamos Beach Club)は、クルヨス(Kilyos)方面まで足を延ばさなくても楽しめる、もう一つの海辺の選択肢です。砂浜は90メートルほど。訪れて後悔しないと評判の自然も、魅力として挙げられます。施設内にはプールもあり、海水を引いているとも言われています。施設を使わずに楽しみたい人のためには、すぐ隣に公共ビーチもあります。

アクセス:キナルアダへは、エミノニュ(Eminönü)、カバタシュ(Kabataş)、カドゥキョイ(Kadıköy)、ボスタンジュ(Bostancı)の各埠頭からシェヒル・ハットゥ(Şehir Hatları、市営フェリー)で渡ります。運航時刻は出発前に公式サイトで確認してください。島内は車両の進入が制限されているため、港からは徒歩か自転車での移動が基本です。

注意点:プールが海水かどうかは未確認の情報です。現地で確認してください。

2. 眺めは絶景、海は要注意:キュチュクス・ビーチ

ベイコズのキュチュクス・ビーチからのボスポラス海峡の眺め

ベイコズ(Beykoz)地区にあるキュチュクス・ビーチ(Küçüksu Plajı)は、ボスポラス海峡と橋を望む眺めで知られています。収容人数はおよそ300人とされ、1940年代に開設された後、1990年代に一度閉鎖、2000年代に改修を経て再開した歴史を持ちます。再開後の水質については見方が分かれており、事前の確認が欠かせません。眺めの良さから穏やかな海を想像しがちですが、実際は遠浅ではなく、潮流もあります。遊泳に自信がない人は無理に海に入らないほうが安全です。

アクセス:ベイコズ地区、キュチュクス一帯。ボスポラス海峡のアジア側沿いに位置します。

注意点:流れが強い場所として知られています。

3. 満腹で行きたい海辺:エリオ・セデフ・ビーチ

セデフ島のエリオ・セデフ・ビーチのレストランとビーチ

プリンセス諸島(Adalar)のひとつ、セデフ島(Sedef Adası)にあるエリオ・セデフ・ビーチ(Elio Sedef Beach)は、都市の喧騒から離れたい人に人気の一軒です。併設レストランは評判が分かれるものの、海鮮料理には定評があります。混雑時は料理の提供が遅くなることもあるようです。レストランの価格はやや高めとされているため、ビーチだけを目的に、食事は別の場所で済ませてから訪れるのも一案です。島へ渡るビーチでは、行きのフェリーで海風に当たる時間そのものが、一日の楽しみの一部になります。

アクセス:セデフ島へは、プリンセス諸島方面へのフェリーでアクセスします。

注意点:レストランの価格帯や混雑状況は変わりやすいため、訪問前に最新情報を確認してください。

4. 本物の隠れ村気分:ダリア・ビーチ

クルヨスのダリア・ビーチの静かな海岸線

サルイェル(Sarıyer)地区クルヨス(黒海沿い)にあるダリア・ビーチ(Dalia Beach)は、公式サイトで「隠れ村」と紹介されているとおり、静けさと落ち着きが魅力です。2000年代初めにオープンし、以来イスタンブール市民に親しまれてきました。朝早い時間に訪れてビュッフェ式の朝食をとるのがおすすめで、地元の食材を使ったメニューが評判です。

アクセス:クルヨス地区(サルイェル区、黒海沿い)内。市内中心部からはバスまたは車での移動が一般的です。

注意点:朝食メニューや営業時間は季節により変わるため、事前に確認してください。

5. ボスポラス住民のお気に入り:トゥルマタ・ビーチ

クルヨスのトゥルマタ・ビーチの全景

クルヨスで人気の高いトゥルマタ・ビーチ(Tırmata Beach)は、ボスポラス海峡沿いの地域に住む人々の定番スポットです。施設内への食べ物の持ち込みはできません。価格帯は中程度とされています。男性のみでの入場には制限があり、同伴者がいない場合は入れないルールがあるため、グループ構成に注意してください。トイレや更衣室は改善の余地があるという声もあります。

アクセス:クルヨス地区内。

注意点:男性単独での入場が制限される入場ルールがあります。

6. テント好きにも:バイクシュ・ビーチ

サルイェルのバイクシュ・ビーチのテントエリア

サルイェル地区にあるバイクシュ・ビーチ(Baykuş Plajı)は、写真映えするスポットとして人気が高く、週末は特に混雑します。ミマール・スィナン芸術大学(Mimar Sinan Güzel Sanatlar Üniversitesi)の学生・卒業生向けの割引料金制度があるのも特徴です。施設内への飲食物の持ち込みは禁止されていますが、入場料にパーキング、ビーチチェア、パラソル、シャワーが含まれています。意外なのは、敷地内にテントエリアがあることです。持参したテントを設置することも、現地でテントを借りることもできます。

アクセス:サルイェル地区内。

注意点:週末は混雑が激しいため、平日の訪問がおすすめです。

7. 日焼け専用コース推奨:アダ・ビーチクラブ

アダ・ビーチクラブの砂浜で日焼けする利用者

結論から言えば、アダ・ビーチクラブ(Ada Beach Club)は海水浴より日焼け向きのビーチです。理由はクラゲの多さと、藻の処理が行き届いていない点にあります。トゥルマタ・ビーチと同様、男性単独での入場には制限があります。接客対応はやや遅め、料金も割高な部類です。衛生面についても、改善を求める声が見られます。

アクセス:クルヨス地区内。

注意点:クラゲが多いとされる海域です。泳ぐ場合は刺される可能性に注意してください。

8. 予算に余裕があればぜひ:ウズンヤ・ビーチ

サルイェルのウズンヤ・ビーチの海岸

サルイェル地区にあるウズンヤ・ビーチ(Uzunya Beach)は、料理のおいしさで知られる一方、人気の高まりとともに価格も上昇しているビーチです。予算をあまり気にしない人向けと言えるでしょう。訪問後はデミルジキョイ(Demirciköy)地区まで足を延ばして散策し、オーガニック食材を買って帰るのも良い過ごし方です。

アクセス:サルイェル地区内。デミルジキョイ地区へは車での移動が便利です。

注意点:価格帯が高めで、時期によって変動します。

9. 波に注意:ブルチ・ビーチ

ギュムシュデレのブルチ・ビーチの海岸線

少し珍しいことに、ブルチ・ビーチ(Burc Beach)の運営元はボアジチ大学(Boğaziçi Üniversitesi)の同窓会です。ヨーロッパ側の黒海沿い、ギュムシュデレ(Gümüşdere)地区にあり、約2キロメートルにわたる海岸線を持ちます。カイトボード世界選手権や各種コンサート、週末のサンセットパーティー、ビーチサッカー、ビーチバレーの大会など、さまざまなイベントが開催される場所として知られています。料金は手頃な部類とされます。黒海特有の波には注意が必要です。

アクセス:ギュムシュデレ地区(ヨーロッパ側、黒海沿い)内。

注意点:黒海は波が高くなることがあります。遊泳時は波の状況を確認してください。

10. 盛り上がりたいなら:ソーラー・ビーチ

クルヨスのソーラー・ビーチで賑わう週末の様子

思い切り楽しみたい人に向いているのがソーラー・ビーチ(Solar Beach)です。賑やかで活気があり、特に週末は大変混雑します。割引クーポンサイトで取り扱われることが多いビーチなので、そうしたお得な情報を活用して訪れるのもおすすめです。虫に遭遇する可能性があるため、虫除け対策を忘れないでください。

アクセス:クルヨス地区内。

注意点:虫除け対策をおすすめします。

11. 夜はパーティー、昼は海:スマ・ビーチ

スマ・ビーチの入り口

スマ・ビーチ(Suma Beach)は、昼は海水浴、夜はパーティーを楽しめるとされているビーチです。住所や料金、営業時間などの詳細は確認できていないため、訪問を検討する場合は最新の公式情報や地図サービスで確認することを強くおすすめします。

イスタンブール近郊のビーチの選び方

では、11カ所のなかからどこを選べばよいのでしょうか。目安になるのは、過ごし方と海の性格の違いです。静かに過ごしたい人にはダリア・ビーチ、賑やかな雰囲気を求める人にはソーラー・ビーチが向いています。キナルアダやセデフ島など島のビーチはフェリーでの移動が前提になるため、運航時刻の確認が欠かせません。泳ぐことが主な目的なら、潮流のあるキュチュクス・ビーチや、クラゲが多いとされるアダ・ビーチクラブは、海の状況をよく確かめてから選んでください。男性だけのグループで出かける場合は、トゥルマタ・ビーチとアダ・ビーチクラブの入場ルールにも注意が必要です。

参考リンク:Kınalıada(Wikipedia)、Kilyos(Wikipedia)、Şehir Hatları(イスタンブール市営フェリー公式サイト)

Gönder

Bir yanıt yazın

E-posta adresiniz yayınlanmayacak. Gerekli alanlar * ile işaretlenmişlerdir